出版科学研究所が1月25日に発表した「2017年の出版市場の状況」が、業界に激震を走らせています。

長期低迷が続いている紙の出版物が前年比6.9%減の1兆3,701億円だったのはまだ織り込み済みだとしても、問題はその内訳でした。なんと出版業界の稼ぎ頭だったマンガ単行本の売り上げが約13%減と、初めて2ケタの減少を見せたのです。

背景について、「ネットの海賊版が横行しているから」と見る向きもありますが、はたしてそれだけが理由なのでしょうか。

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