はじめに

ポイントキャンペーンや付帯サービス目的でクレジットカードを何枚も作成したものの普段の生活で使うクレジットカードは限られてきますよね。クレジットカードを何枚も使いわけるよりも、1枚に決めた方がポイントは貯まりやすくなります。

結局のところ使わなくなったクレジットカードが自宅にそのまま放置されているということはありませんか?

使わなくなったクレジットカードを解約しないでそのまま放置しているとどうなるでしょうか。自宅に置いたままなら不正に使用されることはありませんが、ずっと使わないままにしておくことで注意しなくはならないこともあります。


有効期限が切れたクレジットカードをそのまま放置するとどうなる?

クレジットカードには有効期限があります。クレジットカードの表面に「03/20」や「03‐20」といったエンボス加工(文字を浮き彫りにする加工)で有効期限を確認することができます。例えば有効期限が「03/20」の記載であれば、2020年3月が有効期限となります。有効期限はカード会社やカードの種類によって異なりますが、有効期限を過ぎるとクレジットカードは使用できなくなります。

一般的にはクレジットカードの更新手続きは必要なく、有効期限の1ヶ月ほど前に新しいクレジットカードが届きます。
したがって、クレジットカードをどこのカード会社でどの種類のカードを作ったのか忘れていても、更新のタイミングで新しいクレジットカードが届くことにより気がつくことができます。ただし、引越しをしていてカード会社の登録住所を変更していない場合は、住所不明で届かない可能性もあり、郵便局や宅配会社での保管期間が過ぎるとカード会社へ返送となります。

有効期限が過ぎると古いカードは使用できなくなるため、そのまま放置していても問題はありませんが、使用しなくなったカード会社のクレジットカードであれば解約し、有効期限が過ぎた古いカードはハサミを入れて切り刻み氏名やカード番号などの個人情報がわからないようにして廃棄しましょう。

クレジットカードに有効期限が設定されているワケ

クレジットカードに有効期限が設定されているには、理由があります。ここで主な3つの理由をお伝えします。

理由1:クレジットカードの劣化や破損を防ぐ

クレジットカードは硬質プラスチックでできているので、使用しているうちに劣化し、破損することもあります。また、クレジットカードの磁気テープ部分やICチップ部分なども長期間使用することで、劣化や破損のリスクが高まります。有効期限が設定され定期的にクレジットカードを新しいカードに変更することで劣化や破損のリスクが軽減されます。

理由2:不正利用を未然に防ぐ

有効期限が設定されていることで、更新後、新しいカードが送られてきたら古いカードは自動的に使用できなくなります。いざ、使わないクレジットカードを家の中のどこにしまったのか忘れてしまっても定期的にカードが交換されることで、たとえ空き巣が入って盗難にあったとしても古いカードは使用できないため、不正利用を未然に防ぐことにもなります。

理由3:再審査の対象となる場合がある

極端に利用回数が少ない、返済遅延(延滞)が一定回数発生しているなどの場合は、更新のタイミングで再審査の対象となる場合があります。返済遅延が続いてしまうことで、カードが更新できない可能性はありますが、一方で気がつかないうちに全然使用していないクレジットカードは更新されないこともあります。

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