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「さんまのスーパーからくりTV」や「中居正広の金曜日のスマたちへ」など、数々のバラエティ番組をプロデュースした角田陽一郎氏は、2016年12月にTBSを退社しました。

角田氏は、会社を辞める頃、業界や組織の在り方に違和感を抱いていたそうです。本来、マスコミは不特定多数の人に向けて「開かれた情報」をアウトプットする媒体なのに、むしろ閉鎖的な「井戸の中の理論」で動き、「閉じた情報」を提供しているように感じたからでした。

そこで角田氏は、井戸の「中の人」をやめて「外の人」になることを決意。いわく、「これこそが僕なりの出世です。つまり、既存のフレームから『世に出る』ことが出世なのです」。

現在、角田氏はフリーランスの「バラエティプロデューサー」として活躍しており、常に10個のプロジェクトのプロデュースを同時にしているそうです。案件の中には「自分自身」も含まれているようで、様々なプロジェクトを通じて出会ったヒト・モノ・コトを、セルフプロデュースにも活かしているとか。

角田氏は、日々どのような発想で「ヒト・モノ・コト」を捉え、セルフプロデュースのヒントにしているのか――。新著『出世のススメ』から、その一部をご紹介します。

※本稿は『「中の人」から「外の人」へ 出世のススメ』(角田陽一郎:著)の一部を再編集したものです。

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