前回の記事では、江戸の三井越後屋の帳簿を紹介しました。当時の日本としては先進的な帳簿であるだけでなく、歴史的な史料としても重要です。

私たちが「江戸の商人」と聞いてイメージするシーンは、三井家の帳簿に大きく影響を受けています。店の主人は代々の家を守ることに心血を注ぎ、優秀な番頭さんが商売を回し、多数の奉公人が出入りする――。時代劇や古典落語に描かれる商人のイメージは、三井家の帳簿と無関係ではありません。

ところが三井家は、決して当時の一般的な商人の姿ではありませんでした。

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