はじめに

未来の自分に向けた仕送りのために活用したいのが、節税しながら自分年金を創る仕組み「iDeCo」です。預金だけではダメな時代、資産形成は一日でも早く取り組むのが吉といえるでしょう。

国の制度であるiDeCoは金融機関を通じて申込みますが、気を付けたいポイントがいくつかあります。

今回はiDeCoについて、よくある質問を解説していきます。


金融機関はどこでもいいの?

iDeCoを始めるには、まず金融機関に専用の口座開設をする必要があります。この金融機関を運営管理機関と呼び、銀行や証券会社や保険会社などがあり、それぞれ「プラン」が異なります。プランとは、選べる運用商品のパッケージと、口座の維持コストの設定を指します。iDeCoは運用で資産を成長させる仕組みですから、ラインアップされた運用商品の良し悪しはお金の成長に直接かかわりますし、コストは利益から差し引かれるものですから、できるだけ安いプランを探したいところです。

iDeCoの運営管理機関はあとでも変更できますが、タイムロスが生じたり、変更にあたりコストがかかったりするので、最初の選択は重要です。従っていきなり近場の金融機関に出向くのではなく、事前に「運営管理機関 比較」などといったキーワードでリサーチをしてみましょう。

iDeCoは、金融機関の窓口で運用の説明や不明点のフォローをするようなサービスはあまり期待できません。ほとんどがコールセンターやウェブサイトでの情報提供にとどまるので、サイトの使いやすさ、分かり易さもチェックポイントです。

運営管理機関のウェブサイトでは、取り揃えた運用商品の選定理由も開示されています。また運用商品選びの参考になるように、商品の比較が容易にできるツールがあったり、AIが商品選びなどをサポートしてくれる「ロボアド」が利用できたりするところもあります。

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