キャリア

バブル崩壊で大暴落…失敗を経て学んだ私の投資術

FPの家計相談シリーズ

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。

お金のプロの方々はどのようにお金を運用されているのですか? 成功談ではなく、失敗談を教えてください。
(匿名希望)


内藤: ご質問ありがとうございます。私自身も個人投資家として、30年近く自分の資産運用を続けています。

投資歴30年、最大の失敗

最初に投資をしたのは、社会人になりたての頃、1980年代後半に日本株の個別銘柄投資を始めました。当時のバブルの波に乗って、購入したすべての銘柄が急上昇。

ところが1989年から2年間、日本を離れている間に状況は急変しました。さらに上がると思い、放置しておいたすべての銘柄がバブル崩壊によって大暴落。

結局、すべてを損切りする羽目になりました。これが最大の失敗です。

また、1990年頃から外貨投資も始めました。アメリカ系銀行の外貨預金で、いくつかの通貨に投資したのですが、思った通りの成果は出ませんでした。

当時は円高局面で外貨投資には逆風だったこともありますが、それ以上に為替の手数料が高すぎて、金利のほとんどが手数料に吸い取られていたのです。やはり手数料の高い商品は買ってはいけない――。そんなことを学びました。

英国年金にメソッドを学ぶ

その後、イギリスの年金運用会社に転職したことが、私の運用スタイルを変えるきっかけとなりました。長期的な視点でさまざまな資産にバランスよく投資をするのが、英国年金の運用手法。これを自身の資産運用にも応用できると考えたのです。

1999年には、マネックス証券の創業に参加。ネット証券の低コスト商品を組み合わせ、自分の資産を投資信託で本格的に分散投資し始めました。

このような金融商品を組み合わせた長期分散投資の運用を、もう10年以上続けています。個別株式も持ってはいますが、売買の頻度は1年に1度以下です。

そして数年前からは、金融商品だけではなく、実物資産にも投資を広げ始めました。

個人投資家の方にアドバイスを求められることも多いのですが、金融資産が1,000万円以下ならインデックスファンドを組み合わせた投資。3,000万円を超えたら、海外不動産など実物資産への投資がおもしろいと思います。

もちろんどちらもしっかり学び、自身で納得した上で投資するようにしてください。

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