はじめに

日常生活や生き方を通して、お金の価値観・人生観を考えるきっかけになるような話題の本をMONEY PLUS編集部がピックアップ。書籍の担当編集者に読みどころやこだわり、制作秘話などを語っていただきます。

今回は、しぎはらひろ子著『一流の男だけが知っている 賢いスーツの買い方』をご紹介します。


一流の男だけが知っている 賢いスーツの買い方』しぎはらひろ子著

ビジネススーツはセンスではなく、ルールに従って購入するもの。ルールを知れば、百貨店でも、スーツ量販店でも、かっこよくなる一着が見つかります。「いくらのスーツを買ったらいい?」「自分に合うスーツは?」……スーツの買い方がよくわからないという悩みをズバリ解決してくれる1冊。
四六判/並製/272ページ/プレジデント社/2017年9月28日

担当編集者のコメント

「『何をお探しですか?』と接客されるのが苦手」

「たくさんスーツが並んでいる中で、本当に自分に合った一着を選べる自信がない」

「値段の高いスーツと安いスーツ。実はその違いがよくわからない」

仕事着であるスーツを買うことに、ストレスを感じている人は少なくないようです。

ほぼ毎日着ているけれど、買いに行くのは年に1回か2回。本来なら、買い物をするこちらに主導権があっていいはずなのに、いざ店頭で探し始めると、どうも居心地がよくない……。

そういった悩みを抱えるビジネスマンに、ファッション・プロデューサーしぎはらひろ子氏は、「スーツを買うにあたって、難しい専門知識やうんちくを覚える必要はありません。それよりも、いくらぐらいのスーツを買うのかという“予算感”と、スーツを買う“目的”、この2点をまず明確にすることからコミュニケーションをとり、販売員に『あなたの買い物のお役に立ちたい』と思ってもらうことが大切です」と、提案します。

では、実際にスーツにかける金額は、どれくらいを目安にすればいいのでしょうか。

しぎはら氏のアドバイスは「スーツにかける予算は、年収の3%で3着」。

たとえば、年収500万円ならトータルで15万円。

この場合、単純に5万円のスーツを3着買うのではなく、“7万円の勝負スーツ”“5万円のイージーオーダースーツ”“3万円のスーツ量販店の既成品スーツ”といったように、購入するスーツの価格帯にメリハリを持たせることがポイントになります。

そのほかにも、試着をする際に気をつけること、裾や袖のお直しのルール、コーディネートを左右するネクタイ・靴の揃え方など、最低限の“投資”で最大限の“効果”が得られる賢い買い方をお伝えしていきます。

百貨店でもスーツ量販店でも、あなたが今買うべき一着を迷わず選べるようになることを願っています。

(プレジデント社 担当編集:O)

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