はじめに
3:ショッピングに比べてキャッシングの利用が多い
クレジットカードには、ショッピング枠とキャッシング枠が設定されていることが多々あります。ショッピング枠は、手元の現金がなくても買物ができる上限額です。買物の支払いにクレジットカードを利用するのは、カードのメインの利用方法ともいえます。
一方、キャッシング枠とは貸付の上限額。キャッシングとは現金を借りることです。返済残高が残っている状況では、金額にもよりますが、新たなクレジットカードを作ることは難しくなる場合が多いようです。特に、生活費の補てんで利用していると判断されると、状況はさらに厳しくなります。
生活費の補てんでキャッシングを利用するということは、そもそもの収入が足りないということ。収入不足では返済に回すお金も不足しがちになり、返済のために新たなクレジットカードを作ってキャッシングをするという、負のスパイラルに落ちてしまうことにもつながります。
そうなると、クレジットカード会社は貸付を回収できなくなるリスクが高まるので、キャッシングの利用は、返済をしていても信用度が下がっていることもあるのです。
キャッシングの返済残高が残っていると、新たなクレジットカードが作れなくなるだけではなく、住宅ローンや自動車ローンが組めない、ということにもつながります。安易なキャッシングは避けるようにしましょう。
4:換金性の高いものを大量に買う
では、ショッピングの利用だけなら何の問題もないかというと、実は利用の内容もチェックされています。たとえば商品券やギフト券など、換金性の高いものの大量購入もまた、NG行為にあたります。
商品券などは、お祝いやお礼に添えるなど必要になるシーンは少なくありませんが、常識的な範囲を超えた量の購入は控えるべきです。換金性が高いものの大量購入は、現金化している可能性を懸念されることにつながるからです。
クレジットカードのショッピング枠が現金化できる、などというダイレクトメールや広告を見たことがあるかもしれませんが、これもまたNG行為。現金化していることがカード会社にわかった時点で利用停止、強制解約ということにもなりますし、以後の新規申込の審査にも通りにくくなります。
しかも、現金化できるとはいえ換金率は決して高いものではありません。お金に困っても、手を出してはいけない解決手段です。