はじめに
ジャンル別にチェック
残念なのは展示されるはずだったクルマも同じです。そこで気になるクルマをジャンル別に少し見てみましょう。
(コンセプトカー部門)
「HKS RACING GR YARIS」は世界的に知られた自動車用チューニングパーツメーカー「HKS」が仕上げたがコンセプトカーです。ノーマルでも十分な走りのGRヤリスをさらに磨き上げたスーパースポーツです。
オートバックスのオリジナルブランド「GORDON MILLER (ゴードン ミラー)」の「GMLVAN V-01」は丸目四灯フェイスというクラシカルの雰囲気を生かしたバンです。ベースはトヨタ・ハイエースで内装は大部分が無垢のリアルウッドに覆われ、他のクルマにはない温もりや風合いを感じながらキャンプや車中泊を楽しめる1台です。
オートバックスのオリジナルブランド「ゴードン ミラー」の「GMLVAN V-01」
「Rocky3000GT」は伝説の名車トヨタ2000GTを現在に蘇らせたといわれるカスタムカーです。実際にトヨタ2000GTで世界記録を樹立したレジェンドドライバー、細谷四方洋さんの監修を得て完成させた限定生産車です。見た目は2000GTですが中身はエンジンだけでなくオートエアコン、パワステなども装備して快適に走れる現代のクルマに仕上がっています。
名車の中身は最新装備の「Rocky3000GT」
1970年代にF1を始めとしたモータースポーツの世界で活躍したウオーターウルフ氏が公認した日本のカスタム・チューニング・レストア会社「ウオーターウルフJapan」のコンセプトカーが「ヴァナゴン」です。コミックの世界から抜け出してきたようなコミカルスタイルのベース車両は1989年のフォルクスワーゲン・ヴァナゴンというバンで、約2年半の歳月をかけて完成させたそうです。
(ドレスアップカー部門)
オープンカーの「DUCKS-GARDEN NC RHT JJY-2」は3代目のマツダ・ロードスターをベースに「DUCKS-GARDEN」が仕上げました。キャラの強いフロントマスクで個性が強調されます。
1999年式のトヨタ・ヴィッツをベースに「これまでに見たこともないような車を作りたい」という想いを実現したのが「Vit2」です。手掛けたのはトヨタ自動車直営の大学校「トヨタ東京自動車大学校」です。
二台のヴィッツを合体して「Vit2」と名付けたところがしゃれてます
(チューニングカー部門)
オートサロンのメインといえる部門には数多くのクルマが並びます。その中でちょっとも面白いのがロータリーエンジンのチューナーとして世界的に名を知られた「RE雨宮」の車両「IMS Ferrari and RE雨宮」です。フェラーリ・テスタロッサをベースに、4ローターエンジンを搭載したスーパースポーツです。
もう1台、4ローターエンジンを搭載しているのが「BANZAISPORTS AVUS」が仕上げた「NISSAN スカイライン」です。見た目は「ハコスカ」と呼ばれる伝説のスカイラインですが、搭載しているのはチューニングされたロータリーエンジンというマシンです。