はじめに
カラシの役割とは?実は地域によって異なるタレの味
8割以上の人が納豆にタレを入れるのに対して、カラシを入れると回答した人はおよそ5割。子供や辛いものが苦手な人など、鼻にツンとくるカラシは好き嫌いが分かれそうですが、なぜ納豆にはタレと一緒にカラシが付いているのでしょうか。
「納豆は発酵が進むとアンモニア臭が発生します。カラシはその臭気成分を紛らわすマスキング効果があるのです」。そもそもカラシは、江戸時代からカツオなどの生臭いものにつける風習がありました。その頃から「納豆にカラシ」は定番の組み合わせだったといいます。
また、いつも同じ地域のスーパーで買っていると気づかないかもしれませんが、納豆のタレにはちょっとした工夫が施されています。「納豆のタレは、関西では薄口、九州では甘口など、醤油のように地域によって味が異なるのです」。
納豆は冷凍保存できる?解凍方法は…
よく食べるものだから欠かさずに常備しておきたい納豆。調査結果によると、9割近くの人が納豆を「毎回、冷蔵室で保存している」と回答。
一方で、「状況に応じて、冷蔵室と冷凍室を使い分けて保存している(6.3%)」「毎回、冷凍室で保存している(3.2%)」という人も。納豆は冷凍保存しても問題ないのでしょうか。
「納豆は冷凍で輸出されていますので問題ありません。ただし、賞味期限は国内の冷蔵流通を基準に設定されていますので、冷凍は自己責任でお願いしています。解凍の際は、食べる7〜8時間前に冷凍庫から冷蔵庫へ。冬なら常温でもよいと思います」。