はじめに

マイナンバーカードの取得方法

申請・取得について、簡単におさらいをしておきます。

2015年10月~12月にかけて、「マイナンバー通知カード」が各自宅へ届きました。この通知カードは、あくまでも個人番号が記載されているだけで、「マイナンバーカード」とは別物です。

申請には本人の写真が必要ですが、デジカメやスマホで撮影した画像が使用できるため、自宅のパソコンやスマートフォンからの申請が可能です。申請の後、お住いの市区町村より、およそ1か月程度で「交付通知書」が到着します。その後、お近くの窓口(市役所や出張所)に受取日の予約を行い、受け取りをします。

マイナンバーカードの取得で気をつけたいポイント

・カードは一人につき1枚の発行
・受取時にパスワードの設定
・0歳でも発行が可能。家族全員分の手続きを一緒にしてしまえば、手間がかからない
・20歳未満の場合は、発行から5回目の誕生日までに更新の手続きを行い、その際に顔写真を更新

マイナンバーカード取得のメリット

現在、マイナンバーカードを持っていることで受けられる代表的なメリット、サービスをまとめました。

■身分証明書になる。

運転免許証を持っていない人や、小さな子供、高齢者は、予期せず身分証明を求められた際、意外と不便ではなかったでしょうか。顔写真が付いていない健康保険証では、追加の書類を求められたり、かといってパスポートを普段から持ち歩いている人も少ないでしょう。顔写真が付いているマイナンバーカードは、便利な身分証明書になります。

■健康保険証として利用可能

2021年3月から試験的に運用、10月から徐々に本格始動をしていきます。これには、いくつものメリットがあります。

・就職、転職、引っ越しをしたとしても、健康保険証として使える
・同意をすれば、初めての医療機関でも、今までに使った薬などの情報が医師と共有できる
・確定申告の医療費控除が簡単に行える
・「限度額適用認定証」が無くても、高額療養費制度における限度額以上の支払いが免除される

ただし、主な注意点は以下の2点。

・事前の利用申し込みが必要。マイナポータルで申請は簡単に行えますので、すぐに済ませておきましょう。※マイナンバーカード申請時に、申込みをしていない場合

・利用できる医療機関は、まだ少ない。
 厚生労働省によると、マイナンバーカードを健康保険証として対応している病院・薬局は、2021年9月20日時点で 5,375件。これから徐々に増えていく見込みですので、地元の病院、薬局が対応しているかどうか、調べておくとよいでしょう。

■コンビニで住民票・印鑑証明書の発行

市役所まで足を運ぶことなく、近所のコンビニにあるプリンタで、簡単に住民票や印鑑証明書、戸籍謄本を取得できます。これはとても便利です。

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