映画「すみっコぐらし」大ヒットの裏側、徹底したファン目線とネット時代の演出

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『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』が公開4週目を迎え、動員数70万人、興行収入8億5,000万円を突破しました。「たれぱんだ」や「リラックマ」などで知られるサンエックスのキャラクターで、デザイナー・よこみぞゆりさんが生み出したちょっぴりネガティブな「すみっコぐらし」の映画化となる同作。

物語は、絵本の世界に入り込んだ「すみっコ」たちが、自分がどこから来たのかも分からない新キャラクター「ひよこ?」の家を探してあげるというもの。一見子ども向けの作品のようで、男性限定の上映会が行われるなど、大人のファンも満足できるストーリー構成のファンタジー作品となっています。

同作が波及していった経緯について、製作・配給を行ったアスミック・エースの担当者は「初週の土日にすみっコぐらしのコアなファンである小学生女児とその両親、20〜30代女性が観に来てくださり、熱のこもった感想をSNSで拡散してくださったことにより、幅広い層へ口コミで広まったのではないでしょうか」と、語ります。

ではコアなファンの期待を裏切らない映画はどのようにして作られたのでしょうか。監督のまんきゅうさんに聞きました。

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