はじめに

早めの準備と心構えが大切

今回の相談者はシングルマザーということもあり、毎日仕事と子育てで忙しく、老後のことまで考える余裕を持てずにいました。同様に、日々の生活に追われ、将来のライフプランがあいまいなままになってしまい、漠然とした不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

いざ子育てが落ち着いたときに焦ることがないよう、老後の準備はぜひ早めにスタートすることをおすすめします。積立投資は早めにスタートをすることで、より長期で投資を行うことができるため、リスクの軽減につながります。

また、早いうちに余裕を持ったライフプランを作成しておくことで、不測の事態が起きた時にも落ち着いて家計を立て直すことができます。

先ほどお伝えした奨学金制度といった、児童扶養手当が停止となっても利用できる制度もあります。今回の相談者は該当しませんでしたが、収入によっては自治体が実施している家賃補助などが利用できる場合も考えられます。制度の利用も含めて、お金のプロである私たちファイナンシャルプランナーも上手に活用してください。

ぜひ早めにライフプランを作成し、「将来の安心」を手に入れましょう。それが「今」の子育てやお仕事を楽しむことにもつながるはずです。

【監修】伊達有希子/ファイナンシャルプランナー(CFP、1級FP技能士)

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