「勉強は理解よりも暗記です。暗記が最も大切です。暗記さえできれば理解はあとからついてきます」
『図解でわかる 暗記のすごいコツ』の著者である碓井孝介さんは、偏差値35だった高校時代に一念発起して勉強に励み、なんと司法書士、公認会計士試験に合格した人物。冒頭の言葉はその碓井さんのものです。劣等生だった自分を克服し結果を出した人の言葉なので説得力があります。
碓井さんは勉強していくなかで様々な暗記法を試し、自分なりにカスタマイズして効果をあげてきました。その暗記テクニックを公開したのが『図解でわかる 暗記のすごいコツ』です。入試や資格試験はもちろん、TOEIC対策やプレゼン内容を覚えるときなど、どんな目的にも使える暗記法を紹介しています。
世の中には暗記が得意な優等生もいますが、碓井さんによると、彼・彼女らは特別に頭がいいわけではなく、覚えるためのテクニックを知っているから暗記できるのだそうです。つまり少数の「天才」をのぞけば、ほとんどの優等生の「地頭」は普通なのです。
暗記が苦手な人と得意な人の違いはどんなところにあるのでしょうか。本書の冒頭に「暗記が苦手な人の3つの特徴」が紹介されていますので、まずは見てみましょう。