経済系のメディアで「フィンテック(Fintech)」という言葉を見ない日はありません。実際、最近1年間(2017年02月07日~2018年02月06日)にフィンテックという言葉を登場させた新聞記事の数は、日本経済新聞だけでも511件にのぼります。つまり日経では、計算上1日1記事以上のペースでフィンテックが登場しているわけです(参考:日本経済新聞社「新聞トレンド」)。
そんななか主にネットでは、フィンテックをもじった「貧(ひん)テック」という俗語も見かけるようになりました。グーグルで貧テックを検索すると、執筆時のタイミングで約1万件のページを発見できます。
貧テックという語形からは一見ネガティブなイメージも漂ってきますが、さて貧テックとはどういう意味なのでしょうか。言い換えると、ある種のフィンテックが貧テックと呼ばれるのには、どういう理由があるのでしょうか?