ダビンチの絵が「現代アート」オークションで売られた理由

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最近、記憶に新しいのが、レオナルド・ダビンチの作品がクリスティーズのオークションで4億5000万ドル(約507億円)で落札されたニュース。これを落札したのはサウジアラビアのバデル王子でした。(注:サイトによっては落札者がアブダビ文化観光局になっています)そして、この「サルバトール・ムンディ」(救世主)と呼ばれる作品が、アラブ首長国連邦のアブダビにあるルーブル美術館の別館「ルーブル・アブダビ」に所蔵されるようです。

このレオナルド・ダビンチの作品は、あのイスラム教/キリスト教の宗教の壁も超え、歴史上、世界でもっとも高額な絵画取引をされた作品になりました。しかし、本連載は「現代アートの愉しみ方」なのになぜレオナルドなのか、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。当然、それには理由があります。実はクリスティーズでは、この作品をコンテンポラリーアートのセクションで売ったのです。

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