「優しく包み込んでくれるような、春の訪れを感じさせてくれる味わいです」。3月7日に開かれた日本コカ・コーラ「綾鷹 茶葉のあまみ」新発売記念イベントで、ゲストとして招かれた女優の吉岡里帆さんは、そう言って満面の笑みを浮かべました。
同社が2月26日に発売した「茶葉のあまみ」は、2008年から展開している緑茶ブランド「綾鷹」の新商品。砂糖を使った人工的な“甘み”ではなく、素材の持つ自然な“あまみ”を引き出したのが特徴です。
あまり緑茶を飲まないライトユーザーや苦味を理由に敬遠している人をターゲットにしたといいます。しかし、実は同社は同じ顧客層を狙った「綾鷹 にごりほのか」という商品を昨年3月に発売したばかり。
なぜ、たった1年で同じターゲットの商品の刷新に踏み切ったのでしょうか。そこには、日本コカ・コーラが“あまい緑茶”に込めた“甘くない戦略”があるようです。