男性なら人生の中で一度は遊んだことがあるであろう「野球盤」。球場型のボードの上で、ピッチャーの投げた金属製のボールをバッターが打ち返し、シングルヒットや2塁打と書かれたポケットに飛ばすという、野球の醍醐味を詰め込んだボードゲームです。
初代が登場したのは、今からちょうど60年前の1958年。玩具業界では異例のロングセラーとなっていて、「人生ゲーム」や「リカちゃん」を超える歴史を誇ります。今年は還暦を記念して、製造元のエポック社ではさまざまな新商品を発売する予定です。
野球盤はなぜ、ここまでのロングセラーとなりえたのでしょうか。長年にわたって愛され続ける秘密をひも解いてみます。