「ネット専業銀行の支店名が面白い」という話は、ネットの経済系メディアでよく見かける話題のひとつです。
例えば住信SBIネット銀行の場合は、イチゴ支店やブドウ支店などの果物シリーズ。セブン銀行の場合は、マーガレット支店やフリージア支店などの花シリーズ。楽天銀行の場合は、ジャズ支店やロック支店などの音楽ジャンルシリーズを採用しています。
このような支店名が必要とされるのには大きな理由があるのだそう。銀行同士でお金のやり取りをするシステム(全銀システム=全国銀行データ通信システム)の仕様上、たとえ実際の支店を持たない銀行であっても「支店名」が必要となるからです。
さて以上はあくまでネット「専業」銀行の話でしたが、それとは別に「既存の銀行が通常の支店とは別にネット支店を設ける」事例も増えています。そのようにして誕生したネット支店――その中でも、とりわけ地方銀行(地銀・第二地銀)のネット支店――の名称にも、実は面白いネーミングがたくさんあるのです。