遊休資産や空き時間を共有する「シェアリングエコノミー」という概念が大きな広がりを見せています。その波はさまざまな分野に及んでおり、農業分野においても共有経済の動きが起き始めています。
ただし、これまでの農業系シェアリングエコノミーといえば、都市在住者向けの農業体験だったり、農場や農業機械をシェアするといったものが中心。有体に言ってしまえば、“なんちゃって農業” “なんちゃってシェアリング”が主流でした。
そんな中、生業としての農業においてシェアリングの取り組みを進め、日本の有機野菜の流通システムを変えようという動きが、ブランド有機野菜で知られる宮崎県綾町で始まりました。いったいどんな計画が進められているのでしょうか。