安倍首相の経済政策「アベノミクス」が話題になってから、約5年半の月日が流れました。さらに言えば、この言葉の誕生からは10年以上もの月日が経ったことになります(実は、第一次安倍内閣が発足した2006年にはこの言葉は誕生していました)。ちなみに同語の引用元は、米国第40代大統領であるレーガンによる経済政策「レーガノミクス」(Reaganomics)とされています。
さてこの「○○ノミクス」という語形は、誰でも簡単に応用しやすいこともあり、多くの派生的な言葉を誕生させています。そもそもレーガノミクス以前にもニクソノミクス(Nixonomics、米国第37代大統領のニクソンの経済政策)という言葉がありましたし、アベノミクス以降もウーマノミクス(女性の社会進出による経済活性化)などの言葉が登場しました。
そこで今回は「ここ最近の○○ノミクス事情」について分析してみたいと思います。アベノミクスが話題になった当時の応用例と、現在の応用例を比較してみたいと思います。