サッカーに続け!「フランス産スタートアップ」が熱いワケ

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6月中旬から1ヵ月にわたって熱戦が繰り広げられたサッカーのFIFAワールドカップは、フランスがクロアチアとの欧州勢対決を制し、20年ぶりの優勝を遂げました。

フランスのブリュノ・ル・メール財務相は決勝戦の4日前に地元のテレビ局「フランス2」で、「GDP(国内総生産)への影響がどの程度になるかはわからないが、経済成長にはプラス」などと発言していました。

しかし、今のところ、国内では20年ぶりの戴冠による「景気の押し上げ効果は限定的」(フランスの新聞「ル・フィガロ」の電子版)と受け止められています。

「レ・ブルー(サッカーフランス代表の呼称)」が初の世界一の座に就いた1998年のGDPは3.6%増。1991年から1997年までの平均伸び率が1.4%にとどまっていました。それを踏まえると、今回もW杯特需への期待が高まるのもむべなるかな、というところでしょう。

もっとも、1998年は自国開催。海外からの観光客流入や施設建設などのインフラ投資が国内景気を刺激した可能性が大きいとみられます。

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