高齢化社会で常に人手不足と言われる介護業界に今、大きな変化が訪れています。
介護業界の情報サイト『HELPMAN JAPAN(ヘルプマンジャパン)』の調査によると、介護従事者の勤務先施設におけるIT導入状況は、2018年時点で50.8%。約半数の施設が電話やFAXを中心に業務を行っている状況でした。
そうした中、新型コロナウイルスの感染拡大が介護施設の日常を激変させました。感染防止のため、厚生労働省からの通達により面会が禁止に。家族に会えず寂しさを感じている利用者のために、それまではICT化に消極的だった施設も「オンライン面会」を取り入れるようになりました。
神奈川県と東京都で高齢者施設など複合事業を展開する社会福祉法人 若竹大寿会は、日常業務だけではなく採用活動でもオンライン化を推進し、成果をあげています。人事担当の前田洋美さん、研修担当の鈴木文子さんに、ICT化プロセスにおいての工夫と効果について伺いました。