家賃20万 定年まで賃貸 vs 住宅一括購入 お得はどっち?

住まい

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。

今後の住まいについて、悩んでいます。現在は月15万円の2DKの賃貸マンションに暮らしています。会社から家賃補助が半分ぐらい出ていますが、あと3年程度で打ち切りになります。打ち切りになるタイミングで、子供も大きくなることもあり、2LDK以上の部屋への引越しを考えています。これまでは、子供が独立し、自分が定年を迎える20年後に別の土地(沖縄や北海道、または東南アジア)で夫婦2人用の広さの住まいを購入し、引退生活を送ることを夢見てきたため、断然「定年まで賃貸」派でした。

しかし金融資産が増えてきて、投信を売却すれば、現在の住まいを一括購入できるので悩み始めました。賃貸の場合は月20万円となり、購入の場合は同等の物件で4,000万円~5,000万円ぐらいだろうと考えています。一括購入の場合、金銭的に購入したほうが有利であれば、思い切って買ってしまおうかと思います。ちなみに、転勤はほぼない職場です。

【現在の状況】
■現在の収入:夫手取り月50万円・妻手取り月20万円
生活費は夫の収入から、約月40万円。残った10万円はインデックス投信に積立。妻の収入は手を付けず、そのまま預金しています。
■今後の収入と支出予測:収入は今後も横ばい。夫の退職金が1,500万円ほど。支出は息子が3歳のため、今後教育費その他諸々が追加されます。小学校から私立を考えております。
■金融資産:投資信託が4,000万円。夫の預金1,000万円、妻の預金1,000万円。
■現在の負債:なし
■保険契約:(夫)定期死亡保険月6,000円・(妻)定期死亡保険と終身医療保険月4,000円
(40代前半 既婚・子供1人 男性)

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