日経平均株価は、バブル後の高値を33年ぶりに上抜けて31,000円台に乗せてきました。上昇の要因は、下記が考えられます。
- カリスマ投資家であるバフェット氏が日本株に好意的な発言をしたこと
- PBR1倍割れ銘柄に対する東証の改善要求により、日本企業が株価上昇を意識し始めたこと
- しばらくは日本の金融緩和政策が続きそうであること
- 期待以上に日本の存在感をアピールできた広島サミット
- インフレ高止まり、金融不安を抱えた欧米に比べて安心感があること
- 国内外から半導体関連に関する投資が活発化していること
これらに加えて、各国に遅れてやってきた“脱マスク”の効果もかなり大きいと思っています。というのも、マスク着用が個人の判断に委ねられてから、しばらくはまだまだマスク着用者が圧倒的に多かったものの、ゴールデンウィークを挟んだのちは、徐々にノーマスク派が増加しています。
わたしは真っ先にマスクなしの生活を堪能しておりますが、なんと清々しいことか。制限なしに行きたいところへ外出できる開放感を存分に味わえる−−そんな気持ちの昂揚が、日本景気を明るくしていることは間違いありません。うっかりお財布のヒモもゆるくなっていることでしょう。