「孤独」は健康にも悪影響?一人でも老後を楽しんでいる人が大切にしていること

老後

99歳になる父は、3年前に母を亡くしてから、田舎で一人暮らしを続けています。耳が遠いためテレビの音量は大きめですが、ツッコミを入れながら見ている姿は、まるで誰かと会話しているようです。

大谷選手がホームランを打では「やった! ほら、見てみろ!」、全米オープンゴルフの早朝中継では「おっと、それはダメだな」、藤井聡太名人の将棋には「これはすごい!」と声を上げます。ときには、テレビで野球を見ながら、タブレットで将棋チャンネルを視聴していることもあり、「毎日が忙しい」と本人は言っています。

ただ一日中テレビを見ているわけではありません。朝は散歩に出かけて鳩に餌をあげたり、ラジオ体操をしたり、近所の人との会話を楽しんだり。1日約3000歩を歩くのが日課です。

そして、週2回はヘルパーさんが訪問し、週1回は近所の90歳になる友人と将棋を指しています。誰かが定期的に訪ねてくることで、家の中もある程度整頓され、生活のリズムも保たれています。

父は「孤独」かもしれませんが、社会的なつながりはしっかり持っていると感じます。私が東京への移住を提案したこともありますが、田舎を離れるつもりはないようです。母を亡くした後も、父は自分なりの一人暮らしを楽しんでいるようです。もちろん、一人の寂しさはあると思いますが、「孤立していない」という点で、私も安心しています。

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