売上の天井に苦しむユニクロ
ユニクロが国内での伸び悩みに直面しています。7月14日に発表した3~5月期の連結決算では既存店売上高は2.8%増えたそうですが、客数はそれを打ち消す6.1%減となりました。過去2年間、ユニクロの客数は減り続けているのです。
その理由として昨年秋まで2年かけて商品価格を10%以上値上げしたことが指摘されています。2,990円で買えたボトムズが3,990円になったというように、価格のお手頃感がなくなっていきました。
同時に夏場のドライや冬場のヒートテックのような機能性商品も、イトーヨーカドーやイオンなど他の量販店でも同等品が開発されるようになり、しかもそちらの方が安いという状況が生まれ、客離れが加速したようです。