みなさんは「ベンチャーバンク」という企業をご存じでしょうか? 「まんが喫茶ゲラゲラ」、ホットヨガスタジオ「LAVA」、日本初のインドアサイクル専門スタジオ「FEELCYCLE」など、多くの事業を成功させてきた“インキュベーション・カンパニー”ですが、その事業規模と比較して、名前が大きく表に出ることは必ずしも多くない“非上場企業”です。
2016年10月、同社は4つの事業を新会社として独立させましたが、子会社化するのではなく、いわば兄弟企業として並列の関係になるという発表を行い、世の経営者を驚かせました。ホールディングス化により企業としての規模拡大を目指すのではなく、同社はなぜ、分社化という道を選択したのか。そのメリットはいったいどこにあるのか。同社の創業者で、代表取締役会長 の鷲見貴彦氏に話を訊きました。