中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、世界でその猛威をふるっています。WHOは3月11日、「パンデミック(世界的大流行)と判断できる」とし、各国に対策の強化を求めました。
公衆衛生分野の最大の危機として、あらゆる分野で対策を講じた中国では、状況は大きく改善されています。解決すべき課題は多いものの、習主席は3月10日に武漢市を訪問し、その成果を強調しました。
欧州や米国で新型コロナウイルスの感染が拡大する一方、状況が改善してきた中国は、かつて流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)の教訓をどのように活かしているのでしょうか。