サクラクレパスにセーラー万年筆、黒とオレンジの表紙で有名なスケッチブックまで――。文房具マニアはもちろん、マニアではない人でも十分楽しめそうなブースの立ち並ぶ、日本最大級の文具の祭典が12月14~16日の日程で、東京・大田区の東京流通センターで開催されます。

このイベントを開催しているのは、出版取次の日本出版販売(日販)という会社。業界以外の人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、出版社と書店をつなぐ流通業者の大手で、出版業界に大きな影響力を持っています。

そんな同社がなぜ、文房具のイベントを開催することになったのでしょうか。2年目となる今回の見どころとともに、日販の思惑を深掘りしてみます。

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