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日経平均急騰で見えた転換点と今注目のセクター
テック株と地銀に資金が向かう背景
日経平均株価は歴代3位の上昇幅を記録し、約1カ月ぶりに5万6000円台を回復しました。背景には中東情勢の緊張緩和がありますが、今回の上昇は、単なる地政学リスク後退への反応にとどまるものではありません。市場ではすでに、次に資金が向かう先を探る動きが始まっています。相場の転換点として何が起きているのか。今注目のセクターとあわせて整理します。
株式分割した「サンリオ」の株価が冴えない3つの理由。好業績なのになぜ下落する?
分割後の誤算
わたしが前回この連載でサンリオ(8136)を取り上げたのは、2月12日に発表された第3四半期決算が予想以上に強く、株価が「息を吹き返した」タイミングでした。あのときは、「決算後のバタツキが落ち着いたら、ゆっくり買いポイントを探りたい」と書きましたが、実際、分割後の上昇を期待して少しずつ買いためていました。前回記事:株価急落から一転、サンリオが「復活」した理由。過去最高益と株式分割で狙う“次の成長シナリオ”とは?そして、2026年4月1日、サンリオは1株を5株に分割する株式分割を実施。投資家層の拡大を目的とした、会社側の前向きな施策です。ところが、分割後の株価は期待とは裏腹に冴えない展開が続いています。日頃から「損切りは事務的に」と声高に訴えている手前、安値を割り込んできたら損切りを検討せざるを得ない状況です。しかしどうにも腑に落ちません。あらためて「なぜ株価が上がらないのか」「投資家はどう動くべきか」を考えてみたいと思います。
iDeCoの入替ファンドは、必ずしも運用成績が優れているわけではない? 「除外・入替」に潜む落とし穴
「35本ルール」の弊害
iDeCoや企業型確定拠出年金は、運営管理機関が加入者に提示する運用商品の数を「3本以上35本以下に収めなければならない」という35本ルールが存在しています。あまりにも本数が多いと選べなくなることが理由ですが、それに際して行われる除外・入替については、注意が必要です。
【3.6万人調査】確定拠出年金の「掛金上限」を知らない人が過半数? 調査で見えた「意外な事実」
制度改正前に限度額と掛金額の確認を
確定拠出年金(DC)制度の根幹をなすのは「掛金」です。毎月いくら拠出するかによって、将来の資産形成は大きく左右されます。しかし、「確定拠出年金3万6000人調査」の結果からは、意外な実態が浮き彫りになりました。前回記事:3.6万人調査で判明「分散投資」のつもりがリスク増? 確定拠出年金で多くの人が陥る“重複”の落とし穴
若者の「年金は払い損」は本当? 新社会人が投資より先に知るべき3つのお金の仕組み
年金制度の大きな誤解
4月は新入社員向けの研修や、新しい職場・役職での企業研修が重なる季節です。最近では「ファイナンシャルウェルビーイング」という考え方のもと、社員教育の一環として金融リテラシー向上に取り組む企業も増えてきました。こうした場で講師としてお話しする際、筆者が特に新社会人の方にお伝えしているのは、「投資の前に、まず世の中の仕組みを理解すること」の重要性です。今回は、資産形成の土台となる「税制」「社会保険」「年金」の3つの仕組みを通じて、お金との向き合い方を整理してみたいと思います。
米国株が下落する中で買われた企業は? S&P500「値上がり銘柄」ランキングと好調の背景
戦争終結時の動きにも警戒
2026年も早いもので、3か月が過ぎました。アメリカとイランの戦争が続く中、不安定な相場が続いています。特に米国市場は、弱い相場展開となっています。米国の代表的な株価指数であるS&P500指数は、年初来で4%安で推移しています。日本のTOPIXは2.6%高で推移しました。そうした中で、S&P500採用銘柄において、どのような企業が買われ、どのような企業が売られたかを見ていきたいと思います。
【NISAで一生モノ】株主優待と配当金も! ひと粒で2度おいしい2026年4月の欲張り銘柄3選
配当と株主優待のバランス銘柄
新年度がスタートする4月。優待ラッシュの3月が過ぎ、ホッと一息ついている方もいらっしゃるかもしれません。一方で、最近は海外の地政学リスクなどを背景に株価の上下動が続いており、日々のニュースに少し不安を感じている方も多いのではないでしょうか。こんな時だからこそ、市場の波に無理に合わせようとせず、限られた新NISAの成長投資枠で「長く大切に持ち続けたい」と思える銘柄を見つけることが大切です。今回は、日々の暮らしに寄り添う優待品と、業績に支えられた配当金の両方をバランスよく期待できる、心強い3社をご紹介します。非課税の恩恵を活かしながら、ご自身のペースでじっくりと資産を育てていくためのヒントとして、お役立ていただければ幸いです。
日本の長期金利が転換局面へ――注目高まる国債市場
物価・日銀・米金利…3つの視点で読み解く市場の変化
2026年3月30日の国債市場では、長期金利の指標となる新発10年国債(第381回債)の利回りが一時2.390%に達し、1999年2月以来の高水準を付けました。長く続いた低金利環境が転換局面に入ったことを、市場があらためて印象づけた1日です。国債利回りの上昇は、債券市場だけの話ではありません。株式、不動産、為替、そして個人の資産運用まで、価格の前提そのものを変えていく可能性があります。いま起きている変化の本質と、投資判断を考えるうえで押さえたい視点を見ていきます。
株価乱高下の今は「動く時間」ではない、5月の決算ラッシュに向けて今すぐやるべき3つの準備
待つ余裕が最大の武器
イラン情勢の悪化で、株式市場は一段と不安定さを増しています。日経平均株価が1日で数千円単位で上下し、証券口座を開くたびに心臓がヒュッとなる日が続いています。「これは買い場なのか、まだ下がるのか」「持っているこの銘柄、売ったほうがいいのか」——そんな問いが頭をぐるぐると駆け巡っている方も多いのではないでしょうか。わたしも同じです。ただ、わたしの経験上、こういう局面で焦って動いた売買は、たいてい後悔することになります。
転職で企業型DCが「ない会社」へ行く人は要注意! 大切な年金を放置して損をしないための対策
法改正で放置ペナルティがさらに重くなる?
数カ月にわたる転職活動を終え、いよいよ新しい職場でのスタート。期待に胸を膨らませる一方で、退職・入社に伴う膨大な書類手続きに追われている方も多いのではないでしょうか。健康保険、雇用保険、住民税……。次々と手渡される書類の山を片付けるなかで、最も後回しにされがちで、かつ「放置すると確実に損をする」項目があります。それが、前の会社で積み立ててきた「企業型確定拠出年金(企業型DC)」の手続きです。特に、転職先に企業型DCの制度がない場合、これまで蓄えてきた大切な年金資産は、あなた自身の手で「次の場所」へ動かさなくてはなりません。「忙しいから落ち着いてからでいいか」と放置していると、あなたの資産は「自動移換」という名の凍結状態に陥り、手数料だけで数千円単位の目減りを始めてしまいます。2026年4月には制度改正が予定されており、手続きを怠っている人へのペナルティが実質的に強化される見込みです。本記事では、企業型DCがある会社から「ない会社」へ転職する人が直面するリスクと、2026年改正で変わる手数料のルールを徹底解説。大切な年金資産を“置き去り”にせず、将来の自分へしっかり引き継いでいきましょう
日経平均の暴落はなぜ「月曜日」に多い? 過去の下落幅トップ4から見えた相場の傾向
暴落の予兆を読み解く
この記事は3月28日の早朝に執筆しています。中東情勢の緊迫化が続くなかで米原油先物相場が上昇し、NY市場が大幅安となり、日経平均時間外が前日比で2000円以上下落しています。最近、月曜日に大幅安することが多い傾向にあります。
投資はリスクがあるならやらない方がいい?資産防衛の新常識
インフレと不安定相場の時代に小さく始める長期投資
「投資は怖いから、やらないほうが安全」と考える人は少なくありません。確かに投資には値動きのリスクがあります。ですが、物価が上がる局面では、現金だけを持ち続けることにも別のリスクがあります。相場が揺れやすい今だからこそ、大きく勝つ発想ではなく、資産の価値を守るために何をすべきかを考えることが重要です。
日経平均5万4000円台回復、トランプ政権がイランとの「早期停戦」を急ぐ理由
ガソリン高騰のリスク
株式市場はこのひと月ほど、米国・イスラエルとイランとの軍事紛争を巡る中東情勢に翻弄されてきましたが、本稿執筆現在(2026年3月25日)の東京株式市場では日経平均株価は大幅に上昇して、5万4000円台に乗せる場面がありました。米国がイラン側へ15項目の和平計画を送ったとの報道や、米国が和平計画を議論するために1カ月の停戦を探っていると伝わったことが中東情勢の緊張緩和につながりました。
将来のお金の不安、どうすれば消える?「人生100年時代」の資産形成とは
お金の不安を手放し、人生を豊かにするために
「人生100年時代」と言われて久しい今、いかに自分らしく豊かな時間を過ごすかが改めて問われています。納得のいく未来を歩むためには、「どのような状態になっていたいか」を描いた上で、そのビジョンに向けて主体的に資産形成に取り組むことが大切です。
増収増益の「バイセル」「コメ兵」「トレファク」でも株価は対照的? 明暗を分ける要因
御三家の決算を読み解く
イラン情勢の緊迫化が続くなか、リユース業界3社の株価は相対的な底堅さを見せています。不要品を売りたい消費者の節約志向と、良品を安く買いたい買い手のニーズが同時に高まる局面は、リユース市場にとっては追い風に。BuySell Technologies(7685)、コメ兵ホールディングス(2780)、トレジャー・ファクトリー(3093)の3社は、いずれも直近の本決算・四半期決算で増収増益を達成しており市場環境の良さがうかがえます。しかし、ビジネスモデルや成長の方向性には大きな違いがあり、ここから投資妙味があるのはどの企業か考えたいと思います。
「会社員は節税できない」は勘違い? 手取りを増やすために知っておきたい控除とiDeCoの活用法
みなし経費の仕組み
非課税制度としてNISAやiDeCoへの関心が高まっていますが、ふるさと納税や個人年金保険でも同様の節税効果が得られると思っている方も少なくありません。今回は会社員の節税を整理し解説します。
投資信託と「ETF」は何が違う? 少額からリアルタイムで買える東証上場の注目ETF3選
1口950円から投資可能
「ETFと投資信託の違いがわからない」と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか?ETFとは「Exchange Traded Fund」の頭文字を取ったもので、文字通り取引所(Exchange)で、取引される(Traded)、投資信託(Fund)のことです。日本語では「上場投資信託」といいます。今回は、ETFの基本的な仕組みをおさらいしつつ、東京証券取引所(東証)に上場している注目のETFを3本紹介します。
不安定な相場で資産を守る、今こそ考えたい守りの投資戦略
金・高配当株・為替分散で考える 押し目買い候補の見極め方
2026年3月の株式市場は、中東情勢、原油高、インフレ再燃懸念、金利の高止まり観測など、複数の不確実性を同時に織り込む局面にあります。こうしたときに問われるのは、何を買うかだけではありません。成長を狙いながら、どう守るか。その発想を持てるかどうかが、長期の資産形成に大きな差を生みます。