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子どもも“物価高”を感じている。家族で考えるお金の価値とモノの選び方
日常で育もう! モノを「選ぶ目」
「この前は100円だったのに、今日は120円?なんでー!?」スーパーのアイスコーナーで、そんな声を上げたのは小学3年生の娘。日々の暮らしの中で、子どもたちは意外としっかり「値段の変化」を感じ取っているんだなと、驚いた瞬間でした。「物価上昇」という言葉を聞くと、難しそうな経済用語に思えるかもしれません。でも、毎日の買い物や食卓の中にある“身近な変化”なのです。「物の値段が変わるってどういうこと?」「お金の価値ってどう決まるの?」そんな疑問に、親子で一緒に向き合ってみる時間を、夏休みにこそつくってみませんか? 3人の子育て真っ最中のFPが実体験をもとにお伝えします。
2025年上半期で値上がり、値下がりが目立った銘柄とは?
上昇が目立った業種
2025年も早いもので半年が経過しました。日経平均は2024年末比593円高、TOPIXは73P高でした。今回は、TOPIX500採用銘柄から、2025年上半期で値上がり、値下がりが目立った企業を紹介します。
老後、孤立しないためには? ひとり暮らし高齢者が大切にすべきこと
増加する老後のおひとりさま
日本では人口が減少している一方で、世帯数は増加しています。総務省統計局の「令和2年国勢調査」によると、1995年には約4390万世帯だったのが、2020年には約5570万世帯にまで増えています。「どういうこと?」と思われるかもしれませんが、これは1世帯あたりの人数が減り、1人または2人の世帯が増えたことが理由です。たとえば、ひとり暮らしも1世帯としてカウントされるため、世帯数自体が増加します。つまり、日本では家族の形が大きく変わりつつあるのです。人口減少とともに、「家族」から「個人」へのシフトが進んでいて、未婚率も年々上昇しています。特に注目すべきは「生涯未婚率」(50歳時の未婚率)です。「令和2年国勢調査」における50歳から54歳の未婚率を見てみると、男性は1990年の4.4%から、2020年には24.2%に達していて、4人に1人が生涯未婚です。女性も同様に、1990年の4.1%から2020年には15.2%に上昇しています。生涯未婚の場合、老後をひとりで過ごす可能性が非常に高くなります。このような状況を考えると、ひとり暮らしの高齢者は今後さらに増えていくと予想されます。では、ひとり暮
【NISAで一生モノ】株主優待と配当金も!ひと粒で2度おいしい2025年7月の欲張り銘柄3選
配当と株主優待のバランス銘柄
6月の配当権利・優待ラッシュがひと段落し、やや落ち着きを見せている株式マーケット。とはいえ、インフレ動向や為替、海外情勢など先行き不透明な要素も多く、選ぶ銘柄には引き続き“実利”を求めたくなる時期です。そんな中で注目したいのが、配当と株主優待のバランスが優れた“総合利回り型”の銘柄。非課税メリットを活かしNISA枠で「長期でじっくり育てる投資」への関心が高まっています。7月は権利銘柄の数こそ少ないものの、意外と優秀な銘柄が揃っている“狙い目月”でもあります。今回はその中から、利回り・優待内容・安定感の3点を基準に、注目の銘柄をピックアップしてご紹介します。新NISAの活用や長期保有のご参考になれば幸いです。
介護状態、精神疾患…収入保障保険はどんな状況で保険金を受け取れる?
支払要件の多様化で長生きリスクの備えに
収入保障保険が登場してから長い時間が経過しました。最初は、死亡・高度障害になった場合、遺族年金の上乗せとして毎月の収入を補填する商品として注目を集めていました。現在では死亡・高度障害に加え、就労不能状態や介護状態、精神疾患による就労不能など、幅広いリスクをカバーする保険へと進化しています。この進化に伴い、保険金の支払い基準も大きく変化しています。目安にする指標、介護認定の介護度の緩和など、重篤な状態から、比較的軽度な状況でも保険金を受け取れる商品が登場しています。目安となる指標に焦点を当て、どのような状況で保険金を受け取ることができるのかについて、詳しく解説します。
2025年上半期総括!株価2倍の急騰株に学ぶ成長分野
暗号資産・M&A・医療DX……ダブルバガー銘柄の共通点は?
2025年上半期、米国では関税政策やAI企業の好決算を背景に、主要株価指数が最高値を更新。日経平均株価も一旦下落したものの4万円の大台を回復してきている状況です。そんななか株価が2倍以上に急騰した“ダブルバガー銘柄”が次々と登場。急騰の背景を読み解けば、今後の相場を動かす成長テーマや投資アイデアが見えてきます。上半期の相場総括とともに注目銘柄の共通点を探ります。
超PayPay祭にAmazonプライムデー! 7月の注目キャンペーン
大阪では最大50%キャッシュバックも
7月は超PayPay祭やAmazonプライムデーなど、見逃せないキャンペーンが目白押しです。ここでは特にお得度と汎用性の高いものを厳選して紹介します。
しまむら、三陽商会、アダストリア…明暗分かれたアパレル決算、しまむらだけが株価上昇した理由とは?
アパレル業界は商品力だけが求められているわけではない
6月30日、しまむら(8227)、三陽商会(8011)、アダストリア(2685)のアパレル3社が2026年2月期第1四半期の決算を発表しました。消費低迷が続く中、アパレル業界の現状を映すように、3社の決算は明暗が分かれました。特に注目されたのは、決算発表直後の株価反応。しまむらだけが上昇し、他の2社は下落しました。この違いは、いったいどこにあったのでしょうか?
在職老齢年金制度の見直しで年金額が増える人はどのくらいいる?
見直しはなぜ行われたか
2025年6月13日に成立した年金制度改正法の改正内容のひとつに「在職老齢年金の見直し」があります。これによって、もらえる年金額がこれまでより増える人がいます。年金は老後の収入の柱となるお金ですから、増えるのは嬉しいですよね。今回は、年金制度改正法の改正内容のひとつ、在職老齢年金の見直しについて紹介します。
社会保険の加入対象の拡大には、大きく分けて3つある? どんな人が対象になるのか
年収の壁を超えて働くメリットとは
2025年6月13日に成立した年金制度改正法は、年金に関するさまざまな変更が盛り込まれていることから、ニュースなどでも大きく報じられました。なかでも「社会保険の加入対象の拡大」は、これまで「106万円の壁」の扶養の範囲で働いているパート・アルバイトの人に大きな影響のある改正ですが、内容があまりわかっていない人もいるかもしれません。今回は、年金制度改正法によって社会保険の加入対象が今後どのように拡大するのか、紹介します。
金融庁が公表した「プログレスレポート2025」、そこに書かれた個人投資家が見逃せない3つのこと
金融庁の役割とは
金融庁が「プログレスレポート2025」を公表しました。このレポートは、2020年以降毎年発表されるもので、資産運用機関が顧客本位の運用体制をきちんと行っているのかを点検・評価しています。今回はそのレポートから一部抜粋してご紹介します。
レーザーテックが全市場の売買代金でトップに。アドバンテスト、ディスコ、ほか半導体銘柄は?
好調な半導体銘柄
6月23日週、久しぶりにレーザーテック(6920)が全市場の売買代金トップとなりました。同社は、2024年1-6月、8-9月と全市場の売買代金トップでした。しかし、2024年6月に米国のスコーピオン・キャピタルというファンドが、不正会計疑惑を指摘するレポートを公表しました。同社の商品であるマスクブランクス検査装置が、ライバル会社のKLAなどの製品に比べて品質が劣っていて、検査装置として使い物にならず、在庫が多いと指摘したのです。レーザーテックは、即日「不正会計の疑惑について明確に否定いたします」というリリースを出しています。その後、2024年11月には、レーザーテックが「投資家からの要請」、「企業評価における有用性が低い」という理由で、受注状況の開示を廃止することを決定しました。以上の影響もあってか、株価は低迷し、売買代金は減少しました。しかし、先週、みずほ証券が投資判断を「中立」から「買い」に格上げし、目標株価を16,000円から22,000円に引き上げたことが好感され、売買代金トップとなりました。みずほ証券は、2026年6月期 TSMCからDRAM向けとEUVマスク向けの受注回復が
門、塀、物置…付属設備の損害は火災保険で支払われる?
契約時の設定に注意
近年、多発する自然災害により、火災保険の請求が増加しています。建物本体の損害だけでなく、門柱や塀、敷地内の物置といった付属設備への被害も見られます。しかし、火災保険に加入する際に契約内容を詳しく確認していない場合、これらの付属設備が補償対象外になることもあります。本記事では、火災保険の契約時に確認すべきポイントを解説します。
介護、健康祝い金特約…保険料に見合わない不要な特約とは? 本当に必要な特約の選び方
保険特約は取捨選択がカギ
保険商品は基本的に、「主契約」と「特約」の組み合わせで成り立っています。主契約は、保障の中心になる部分です。特約は、主契約に付け加えるオプションのようなもので、主契約だけでは補えない保障を補完する役割を担っています。特約だけを契約することはできず、主契約を解約したり、契約が終了したりすると、特約も一緒に消滅します。特約は自由に組み合わせることができますが、保険商品によっては、取り外しができないものや、契約の途中から追加できるものもあります。特約を追加することで、保障内容は充実しますが、その分、保険料もアップします。だからこそ、本当に必要な特約だけを厳選して付けることが重要です。
公立小学校の学習費は年間約33万円! 新生活で増える支出、家計のバランスはどう整える?
夏休み前の今こそ見直す家計の負担
新生活が始まり数ヶ月、入学準備がひと段落したと思ったのも束の間、「想像以上にお金がかかっている気がする」と感じていませんか?入学準備などの初期費用に加え、学用品の追加購入や習い事、食費など、じわじわと支出が膨らみやすい時期です。さらに、夏休みを前に昼食代や、預かり保育等の費用の増加など、今までにない支出を実感するタイミングでもあります。こうした支出の変化を早めにキャッチしておくことが、今後の家計の安心につながります。本記事では、子どもが小学校に入学したばかりの筆者が、実体験をもとに小学校生活で増えやすい支出の具体例と整え方についてお伝えします。
相場疲れに負けない!5つの投資家習慣と、「ジャーナリング」活用術
ボラティリティ相場に疲弊しない!メンタルと戦略を整える方法
2025年上半期、大きな値動きに疲れて投資をやめたくなる、考えることを放棄したくなる…と感じているなら、“相場疲れ”しているかもしれません。本記事では、メンタルと戦略を整えるための「5つの習慣」を提案。自己理解と再現性に繋がる「ジャーナリング」を投資に取り入れてみませんか?
相場が大荒れのとき、投資をしなければどこにお金を置いておくのがいい?
今だからこそ考えたい資産の守り方
2025年4月、トランプ政権の「相互関税」政策により世界的に株価が急落しました。幾度も相場の下落を経験してきた投資家であっても、急落する局面では不安に襲われるものです。まして、投資を始めて間もない方にとっては、冷や汗をかくような状況だったことでしょう。このような下落局面においては、投資をすることが怖くなり、「自分のお金はどこに置いておくのが一番安全なのだろうか」と、改めて資産形成について考えた方も多いかもしれません。今回は、投資をしない選択をした場合、どこにお金を置いておくのが最適なのか、そして守りながら資産を育てる方法について、ファイナンシャルプランナーの視点から分かりやすく解説します。
住宅価格の高騰や金利上昇…無理なくマイホームを購入するための4つの対策
「人生最大の買い物」で後悔しないためのポイント
首都圏をはじめとする都市部では、資材価格の高騰や円安による輸入コストの増加などの要因により、マイホームの価格が上昇傾向にあります。加えて、住宅ローンの金利上昇が進んでいます。そのため土地価格も上がっている地域では特に「家を買いたいけれど、現実的に難しい」と頭を抱えている人も少なくないのではないでしょうか。そこで、住宅価格の高騰や金利上昇がある中で、マイホーム購入を検討するときに取り得る現実的な対策について、ファイナンシャルプランナー(FP)の視点から紹介します。