はじめに
禅の思想がテーマの「HOTEL WOOD 高山」
最後に紹介するのは今年8月に開業した「HOTEL WOOD」。木造三階建てホテルで高山の伝統的な街並みに見事に調和。外観はダークブラウンで美術館のような雰囲気も漂います。客室は全70室で木造がメインとなった建築にして、外観・内観共に地元の工芸技術を取り入れています。
禅の思想がテーマになっておりコンセプトは「ZEN(禅)=リラックス×カルチャー」。「マインドフルネスやリラックスを体感しつつ、日本文化や高山の地域文化をコーディネートした特別な旅の提供を目指す」といったスタンスはロビーにもあらわれています。まず圧倒されるのが、職人の手によって丁寧に組み上げられた天立体格子状の天井とモダンな雰囲気にマッチする飛騨家具。
宿泊者には地酒が自由に飲める利き酒コーナーもあります。高山の地酒が7種類用意されており自由に試飲できます。ロビーで地酒の飲み比べなんて最高でしょう。客室は和モダン。畳にベッドと間接照明が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。客室にも飛騨家具という贅沢感が味わえます。大浴場もあり旅の疲れを癒やすことが出来ます。
飛騨高山の宿3選、いかがだったでしょうか。高山の街を散策すると欧米を中心とした訪日外国人旅行者が目立ち日本文化を満喫しています。9月20日には中部国際空港第2ターミナルも開業、名古屋を観光拠点とした東海・北陸地方の旅がいま脚光を浴びる中、小京都高山の存在感も際立っています。