はじめに
前後に長いV12気筒エンジンがフロントミッドシップとしています
さらにワインディングに降り立てば、ごくごく低速の、例えば時速50km/hぐらいの走りでも、本当に加速も減速もコーナリングも気持ちいいのです。良く出来たスポーツカーほど、低速が気持ちいいという事実は健在です。コロナ禍が落ち着いたら、コイツとともに北を目指したい! などと思ったほどです。
なんとも快適に812スーパーファストと過ごした2日間。プライスを見れば税込みで4,080万円。私にすれば非現実的な価格なので、欲しいとは思わないのですが、極上のフェラーリを味わったあとで、しばらく残る独特の後味が、スポーツカーの尺度を少しばかりおかしくならないように、何とも悩ましい日々が続きます。