はじめに
「長期契約前提」のものにも要注意
次は「固定費」として長年の支出につながりかねない「長期契約前提」につながる支出でも、ほんのひと呼吸」は効果を発揮します。
例えば、「運動したいからジムに入ろうかな」「このネットサービス、使ってみようかな」「このサプリ、ちょっと飲んでみたいな」などと思うことがあったときに、「初月無料(格安)キャンペーン」をやっていたら、すぐに試したくなるのではないでしょうか。
自分にあわなかったらやめればよいかと思っていても、その後、解約するのは面倒なもの。日々の忙しさに紛れて、知らないうちに毎月クレジットカード払いを続けていた…なんてことも多いでしょう。
たとえ月1000円でも、1年で1万2000円、10年では12万円です。長期契約のものは、期間が長くなればなるほど、当然ですがトータルの支出がかさみます。
そうなる前に、ほんのひと呼吸。
たとえ初月無料だとしても、「申し込んで本当に大丈夫?」「翌月からはどうする?どうなったら続ける?辞める」などと、自分自身に今後の契約を確認してから始めましょう。
例えばジムなら、「週に3回通えたら、翌月も続ける」「翌月のキャンセルができる日の前日までに、どうするかを決める」など、あらかじめルールを決めておけると安心です。
キャッシュレス時代は、より慎重に
キャッシュレス決済が普及し、支払いがとても手軽になりました。スマホを数タップすれば支払いができるので、無意識に買い物をすることも増えているでしょう。
「お財布からお金を出す」という動作がない分、じっくり考える時間が減り、支出感覚が薄れてしまいがちです。
だからこそ、キャッシュレス決済の場面で「ほんのひと呼吸」が重要。購入ボタンを押す前に、もう一度「本当に必要?」「今買わないと困る?」「後でまとめて買ってもよいのでは?」と、自分に念押ししてみましょう。そんなひと呼吸で、衝動買いを防ぎ、ムダな支出をどんどん減らすことにつながります。
決して「ほしいものをぐっと我慢」というわけではありません。ひと呼吸おいているうちに冷静になれて、「やっぱりいらないので買わなくてよかった。他の本当にほしいものにお金を使える!」という喜びに変えるのです。
そんな毎日のちょっとした習慣の積み重ねが、ムダな支出を減らし、未来に使えるお金を増やすことにつながります。ぜひ、試してみてください。
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