はじめに

師走を迎え、一年の締めくくりと新たな年への期待が交錯する12月は、投資家にとって"総決算の月"です。今年最後の権利確定月として、優待・配当狙いの買いが集中しやすく、個人投資家の関心が最も高まる時期でもあります。年間の投資成績を振り返りながら、来年に向けた布石を打つには絶好のタイミング。

一方、12月は株主優待実施企業が多く、選択肢が豊富なのも魅力です。今回ご紹介するのは、優待と配当の両輪で株主還元を実現する『手放したくない』銘柄です。特に、新NISAの成長投資枠を最大限活用しながら、年末年始を安心して過ごせるポートフォリオを構築するには理想的な3選。2026年に向けた相場展開は不透明ですが、長期保有で確実にリターンを積み上げられる銘柄をぜひチェックしてみてください。


ルックホールディングス(8029)

ルックホールディングスは、1962年創業のアパレル企画・販売企業です。婦人服を中心に複数ブランドを展開し、特に北欧ブランド「Marimekko(マリメッコ)」の日本総代理店として知られています。鮮やかな色彩と大胆な柄が特徴のマリメッコ商品を百貨店・直営店・ECで幅広く展開。消費者ニーズの変化に合わせ、EC強化やブランドポートフォリオの最適化を進めており、株主還元にも積極姿勢です。

【株主優待内容】
Q.株主優待は誰がもらえるの?
A.12月末日時点の株主名簿に記載または記録された100株(1単元)以上を保有の株主が対象となります。

Q.株主優待内容は?
A.自社オンラインショップまたは株主優待商品交換サイトおよび一部店舗で利用可能なクーポン

※画像:ルックホールディングスの株主優待(100株3年未満)(筆者撮影)

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward HOME]