2月に入ってプロ野球各球団の春季キャンプが一斉に始まりました。普段プロ野球を見ない方も、テレビのニュースなどでキャンプ風景が取り上げられていることはご存じでしょう。
公式戦の開幕は3月末ですが、3月に入ると公式戦に向けた練習試合的な位置づけのオープン戦が始まります。そのオープン戦のチケットが売り出されるのが今の時期です。
ほとんどのプロ野球のチケットは、開催月の前の月の初旬に発売になります。つまり、3月初旬になると、4月1ヵ月分のチケットが発売になるのです。
しかし、これとは別の発売ルールになっている球団が2つだけあります。阪神タイガースと広島東洋カープです。どちらも1年分をシーズン開幕前に一挙に売り出します。
したがって、他の球団では9月後半のゲームのチケットは8月初旬にならないと買えませんが、タイガースやカープのゲームはシーズン初めに買えてしまうのです。こうした事情が、広島で思わぬ問題を引き起こしています。