はじめに
東海エリアで乗ってみたい路線&列車
このきっぷの最大の魅力は、何と言っても東海エリアの16の第三セクター・私鉄線が乗り降り自由となることです。例えば、長良川鉄道美濃太田~北濃間の往復運賃は3,380円、樽見鉄道大垣~樽見間の往復運賃は1,840円、など、そこまでのJR線の運賃も考えれば運賃面でもおトクですが、JRのローカル線を含めて乗ってみたい路線や列車が数多くありますので、列車旅の楽しさを最大限に堪能することもできます。
JR飯田線
大自然が広がる中に人里離れた通称「秘境駅」が数多くある路線です。観光シーズンには秘境駅を効率よく巡れる臨時急行「飯田線秘境駅号」が運転されており、別に指定席急行券を購入すれば乗車できます。
JR高山本線
車窓を彩る川の流れと渓谷美が魅力の路線。沿線には日本三名泉のひとつとなる下呂温泉や飛彈の小京都・高山などの見どころがあり、1泊2日の旅の宿泊地としても最適です。別に特急券を購入すれば、特急「(ワイドビュー)ひだ号」に乗車できます。
JR中央本線
旧街道に今も残る江戸情緒あふれる馬籠宿や妻籠宿、御岳ロープウェイなど、木曽の美しい風景とともに楽しめる路線。別に特急券を購入すれば、特急「(ワイドビュー)しなの号」に乗車できます。
岳南電車
東海道本線吉原駅と岳南江尾駅を結ぶ全長9.2kmのミニ私鉄。途中、工業地帯の中を走る区間があり、夜景の美しいスポットとして知られています。
天竜浜名湖鉄道
掛川駅と新所原駅を結ぶ東海道本線の迂回路線であった歴史を持つ路線。沿線には日本の原風景と歴史遺産が数多く残されており、特に天竜二俣駅は本屋、上り上屋とプラットホーム、下り上屋とプラットホーム、転車台、扇形車庫、運転指令室など、国の登録有形文化財に登録されたノスタルジックなムードの施設があります。
このほか、ナローゲージ(線路幅が762mm)の路線や温泉へのアクセス路線など、列車旅を満喫できる路線が数多くあります。この秋は紅葉狩りと合わせて、東海エリアの私鉄を訪ねてみてはいかがでしょうか。