はじめに
初婚女性は34歳までに9割が結婚
次に、2017年に前の表の男性のパートナーとなった女性側の結婚生活開始年齢ランキングを見てみたいと思います。
20代前半までの結婚生活スタートは全体の2割の発生確率ですが、20代後半ともなると累計6割を超える状態となります。34歳までの女性でみると、結婚生活開始女性の87%、全体の9割を占めてくるのがわかります。女性の場合は、30代後半から年間発生確率約1割の枠を狙うことになります。
平均初婚年齢のワナに騙されるな
2017年の平均初婚年齢は初婚同士カップルで、男性31.1歳、女性29.4歳となっています。
こういった平均の数字を見るとすぐに、「なんだ、アラサーくらいになったら頑張ればいいのか」という「一極集中解決アタマ」を発動する方が少なからずいます。
しかし、出会いはそうと決めた日に天から降ってくるほど生易しいものではありません。このような「アラサーくらいになったら」戦略では、短期集中決戦に疲弊する「婚活疲れ」という結果につながりやすくなります。
実際の結婚年齢の目標を定めるなら、「平均年齢」はさておき、上記のような実数でみた発生確率のリアル、を考えたいものです。男性は40歳から、女性は35歳から、その年に発生する結婚の1割程度しかない「超希少枠」(発生が非常に難しい、発生確率レッドゾーン)が起こる事を狙う状況になります。
また、男性は35歳で残る2割の発生確率にかける状況となること、女性は30歳から残り35%の枠を目指す発生確率イエローゾーンに突入する状況になることを覚悟しなければなりません。
出会う機会や交際期間も考えると、たとえ男性であっても「30歳になったら考えればいいかな」では、例えばあなたが
「(初婚夫婦の平均年齢差は1.7歳であるのに)若い女性が好き」
「美人が好き」
「性格がイイ子じゃないと無理」
「親の面倒も、親との同居も受け入れる女性がよい」
「俺の仕事や趣味に理解がある女性」
という相手のえり好みの激しい男性であるならば、発生確率や残り時間を考えるとまず叶わないだろう、ということになりかねない状況です。
女性も30歳に突入する段階でまだ3割以上の発生確率が残るとしても、
「なかなか人を好きになれなくて……」
(相談所などでは、「挙げている条件を満たす男性を紹介されているのに、好きになれないと断るんですよ」という女性が後を絶ちません)
「向こうからきてほしい」
などといっていると、あっという間にレッドゾーン突入となります。