はじめに

世界各地のお菓子や、自家製のデザートがそろう成城石井。今季、力を入れているのはチョコレートです。

健康志向を背景に人気となった「ハイカカオ」や産地指定の「シングルオリジン」など、チョコレートに対するニーズが多様化するのに伴い、成城石井のチョコレート輸入量は過去3年で3割増加。この秋冬は90種類の新商品を追加し、最大約400種類のチョコレートを取り扱うそうです。

中でもおすすめは、世界68ヵ国1500社以上のお菓子メーカーが集う「ISM(ケルン国際菓子専門見本市)」で、なめらかな口どけと自然な甘みで、バイヤーの心を奪ったフランス「セモア社」のチョコレートや、“第4のチョコレート”として話題のルビーチョコレートを原料とした商品。自家製スイーツにも使用されています。

商品部 部長代理の濱田智之さんに、この秋冬おすすめのスイーツを聞きました。


1.「オアフ カカオ分72% クーベルチュール使用 ラム酒香るチョコプリン」399円

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セモア社のカカオ分72%のクーベルチュールチョコレートと北海道産生クリームを使用したチョコプリン。クーベルチュールチョコレートは、製菓材料としてコーティングなどに使用されるカカオ分35%以上のチョコレートのこと。ラム酒がチョコプリンの風味を引き立て、添えられたフランボワーズソースが味のアクセントになっています。

「セモア社のクーベルチュールチョコレートは、口どけがよく、カカオ本来の風味を楽しめます。寒い季節に温かい飲み物と合わせ、ほっと一息つきたい時にぴったりのチョコプリンです」

2.「成城石井自家製 4種赤い果実のルビーチョコレートのパルフェ」359 円

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鮮やかなピンク色と酸味のある風味が特長で、“第4のチョコレート”と称されるルビーチョコレートをふんだんに使用。三層からなるパルフェの一番下は、ラズベリーピューレに赤ぶどう果汁を加えた、濃厚でフルーティーな味わいのルビーチョコレートのムース。アングレーズソース(カスタードソース)を重ね、トップにはルビーチョコレートでコーティングしたフレークとクランベリーのロッシェをトッピング。

「ムース、アングレーズソース、クレームシャンティー、ルビーショコラクランチを一緒に口に入れた際の味わいのバランス感を工夫しました。ムースの酸味をアングレーズソースとクレームシャンティーがやわらげ、クランチは食感を楽しんでもらい、飽きがこないように仕上げています。ルビーショコラのフルーティーな甘酸っぱさをぜひお楽しみください。紅茶や白ワインがよく合います」

3.「成城石井自家製 白トリュフオイルとヘーゼルナッツのガトーショコラ」990円

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昨年好評だった「白トリュフオイルとヘーゼルナッツのガトーショコラ」が、セモア社のクーベルチュールチョコレートを使用してリニューアルしました。ビターな味わいのガトーショコラに、白トリュフオイルを加え、その上にミルキーな甘さのガナッシュを流し込み、ヘーゼルナッツをトッピング。チョコレートとバターの含有率をギリギリまで高めて焼き上げているため、しっとりと舌触りの良い生地に。

「白トリュフオイルとクーベルチュールチョコレート、そしてヘーゼルナッツが醸し出すハーモニーを楽しめるように、それぞれの味わいを絶妙なバランスで組み合わせました。エスプレッソなどの深煎りのコーヒーにはもちろんのこと、ホットワインやシングルモルトとも相性抜群です」


世界中のお菓子を食べ歩くバイヤーの探求心と、職人の手作業から生まれた成城石井のスイーツ。コーヒーや紅茶はもちろん、ホットワインとのマリアージュなど、寒い季節だからこそできる楽しみ方を試してみてはいかがでしょうか。

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