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マイナー鉄道「相鉄」が「タモリ倶楽部」で取り上げられるまでの一部始終

鉄道会社がここまで熱を入れるワケ

11月30日、相模鉄道(相鉄)とJRの相互直通運転が始まります。相鉄は大手私鉄の一角でありながら、神奈川県内にしか路線がありません。東京都心への乗り入れは長年の悲願でしたから、今回の相互直通運転は一般の経済メディアでも盛んに取り上げられています。

その相鉄が、このたびテレビ番組の「タモリ倶楽部」に取り上げられました。それも、先週金曜日(11月22日)と開業前日となる本日(11月29日)の2週連続企画です。

他の大手私鉄に比べると、必ずしも知名度が高いとはいえない相鉄。そんなマイナー鉄道が人気番組で取り上げられるまでには、どんな紆余曲折があったのでしょうか。


マニアックな作り込みが人気の長寿番組

「タモリ倶楽部」はテレビ朝日で毎週金曜日の深夜0時20分から放送している番組です(※一部地域を除く)。放送開始は1982年10月。さきごろ満37歳を迎えた長寿番組です。地方局にも番組が販売されていて、だいぶタイムラグはありますが、視聴できる地域もあります。

タモリさんにゲスト数名を加えた顔ぶれで、毎回異なるテーマについて、あーだこーだと語り合います。取り上げるテーマは毎回超マニアック。取り上げ方もオタク目線で、ハンパじゃない掘り下げ方をします。

番組全編を通じて、使われているBGMも全曲ダジャレ。意味のない曲は1曲もありません。たとえば、先週放送の相鉄特集第1弾で、線路沿いを出演者が歩くシーンで使われた曲はバッハの「G線上のアリア」。「せんろぞい」と「せんじょう」を引っかけています。

定番コーナー「空耳アワー」のお休みの告知の場面で使われたのは、ローリング・ストーンズの「アンジー」。コーナー司会の安斎肇さんが、ロケ場所が特殊でたどりつけないからというわけで、これまた「あんじー」と「あんざい」を引っかけているのです。引っかけ方がやや苦しいところはご愛敬です。

このように、その場面でその曲がなぜ使われているのか、番組を見ながら必死に考え続けるのも、この番組の楽しみ方の1つです。

意外とレアだった鉄道企画

鉄道特集はこの番組を代表する看板テーマの1つで、鉄道各社はこぞって全面協力します。普段、乗客から感謝の言葉・労いの言葉を直接かけられる機会がほぼない、現場の裏方さんたちの仕事を、鉄道オタクの出演者たちが大興奮でホメてくれるなど、鉄道会社の地味な努力をしっかり取り上げてくれるからです。

その分、競争も激しいようです。何しろ、しょっちゅうやっているように見えて、実は鉄道特集は限られた回数しかやっていません。

タモリ倶楽部鉄道企画

過去5年間の放送回数を集計してみたところ、この2年間は1年に3回しかやっていません。その前はおおむね5~6回はやっていたので、半減したことになります。

その激戦をくぐり抜けて、今回晴れて取り上げられた相鉄。並々ならぬ努力をしていました。

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