社内公募で集まったのは237件

番組“誘致”活動を開始したのは、相鉄・JR直通線の開業日を発表した今年3月。5月頃に広報が駅長や技術系の現業長と作戦会議を行い、社内からもアイディアを募集。全部で237件もの応募があった企画の中から、実現可能で面白そうなものを企画書にまとめ、アピール。放送が決まったのは6月頃だそうです。

放送が決まると、撮影場所となる部署との、より具体的な調整を開始。今回はタモリさんご一行を、相鉄線全線を一筆書きでたどる電車ツアーに招待する企画ですので、特別ダイヤも組み、11月初旬の撮影に臨んだそうです。 

先週の放送では、相鉄が237の企画案から厳選し、用意した10個の企画のうち、6個を消化しました。

横浜駅のホーム上で構内アナウンスをさせてもらったり、上星川駅近くの社員しか立ち入れない場所にある神社・塩田稲荷大明神に参拝したり、さらには通常運転時では絶対に入れてもらえない留置線に入れてもらったりと、マニアにはたまらない体験を提供しています。

番組のために「ヤマト」替え歌をリニューアル

相鉄社内に伝わる「宇宙戦艦ヤマト」の替え歌も披露しました。もともとある本線バージョンは、相鉄本線の駅を順番に並べ、「ヤーマートー」の歌詞の部分に巧みに「大和」駅が来るように作られています。アニメの放送開始は1974年ですから、それ以降であることは間違いありませんが、今となっては誰がいつ作って歌い出したかはわからないそうです。

今回は、この本線バージョンに加え、いずみ野線バージョンと相互直通バージョンを新たに作りました。そのうち採用されたのは、当然に相互直通バージョン。作ったのは、過去に相互直通事業を担当していた社員だそうで、乗り入れ先のJR各駅をたどり、新宿で小田急ロマンスカーに乗り換えて大和に戻る、実によくできた替え歌になっています。

本当は大人数で「相鉄合唱団」を結成して提供したかったそうですが、社内から応募がなかったため、広報の男性3人で熱唱。タモリさんご一行に披露しています。

大和駅
替え歌のポイントになっていた大和駅

本日放送分では、残り4つの企画が放送されます。その中には、運転体験などもあるようです。

こうして裏話を聞いてみると、相鉄もかなりの熱の入れようです。鉄道各社にとっては、それだけこの番組で取り上げてもらうことの価値が大きい証明になっているのかもしれません。