人はそれぞれ自分の人生を生きる上で、目的や願いが異なります。自分の希望の仕事に就きたい人、お金持ちと結婚したい人、子どもがたくさんほしい人、一生、ひとりで生きていきたい人……。どんな生き方であれ、誰も非難することができません。その人の人生なのですから。とはいえ、中にはいわゆる“破天荒”な生き方をしている女性もいて、それはそれで知人たちの興味の的となります。


男性に貢ぎ続けて

「何度も男に貢いでは逃げられている女性がいる」

知人がそう言って紹介してくれたのは、チアキさん(38歳)。セミロングの黒髪が美しい、楚々とした女性です。この彼女がどうやって男性に貢いできたのでしょうか。

「みんな大げさにそういうことを言うんですよ」

チアキさんはカフェの椅子に座りながら笑います。もともと地方の大きな商店のひとり娘。大学入学で上京してきました。

「でも大学より水商売が楽しくなっちゃって。一応、6年かけて卒業はしましたけど、20代はよく働きましたね」

小さなスナックに始まって、中堅のクラブなどを転々としました。そのたびに時給が上がり、「物欲のない」彼女は、どうやってお金を使おうか困ってすらいたといいます。それも不思議な感覚ですが、金銭欲がないというのは小さいころからお金に不自由をしたことがなかったからでしょう。

戸惑う相手

「あるとき、お店の帰りにばったり出会った男性に一目惚れしちゃったんですよ。自分から声をかけて飲みに行って。次に会ったとき、彼にロレックスの時計をプレゼントしたんです」

彼はびっくりしてもらえないと言いはりましたが、彼女は押しつけるように渡してその場を去ったそうです。そして翌日、電話をしてみたら、彼の番号が変えられていたのです。

「時計は私の好きですという気持ちだったんです。彼を束縛する気はなかった。ロレックスといっても、何百万もするような品物ではなかったんですけどね。父がロレックス好きなので、私もそれなりに知っているんです」

とはいえ、数十万円はする代物。一目惚れした男性に翌日プレゼントするようなものではない。というのが一般的な考え方でしょう。ところが彼女は好きになったのだから、インパクトのあるプレゼントをしたかっただけだというのです。
そして、よく話を聞いてみると、彼女はもっと怖い体験もしていました。