はじめに

新型コロナウイルスの影響で仕事や売り上げが減り収入が激減し、貯金を崩さざるを得なくなった人もいるでしょう。歩合制や時給で働いている人、自営業者などは当然そうでしょうし、会社員・公務員であっても夏のボーナスは期待できそうにない。そんな時、「貯金がもう少しあれば……」と考えるようになる。同時に思うのが「なんで平時にあんなに使ってしまっていたのだろうか……」ということです。


貯金について思うこと

ここでは、貯金の増やし方について述べてみます。それは「趣味をなくす」ということです。「経済回らないじゃないか!」などと言いたくなるかもしれませんが、この「経済回らないじゃないか」ほど胡散臭い言葉はないと私は思うのです。本当は「オレの楽しみを奪うな」と自分本位のことを言いたいのに、あたかも社会全体のことを考えているかのように言っている人も多いのではないでしょうか。 。

確かに趣味がなくなれば人生は味気ないものになるかもしれませんが、私の実感では 、なかったらなかったで特に問題はありません。正直、仕事が忙しいので土曜日の早朝に起きてゴルフへ行ったり、泊りがけで音楽フェスに行きたかったとしてもそれは無理です。そして、こうしたことをしない30代を終えてしまって46歳になった結果、趣味仲間がいるわけでもないので、もはや誘われることさえない。

結局、普段は仕事相手との飲み会が娯楽としてありますが、コロナの影響でまったく飲み会がなくなってしまいました。今の年齢になると若者にはおごるか自分が多く払うので月の飲み代は15万円ほどはこれまでありましたが、今ではこれがまったくなくなりました。

かつては年に3回ほど神宮球場で野球を観に行っていたのですが、これは野球が観たいというよりは、広々とした屋外で、しかもカクテルライトがきれいな場所で生ビールが飲みたかったから行っていたようなものです。ここ数年行かなくなったのは、球場で野球を観たいコアなファンが増えたのか外野自由席も売り切れになることが多いからです。

300円で楽しめる娯楽

そんな中、結局食費と飲み代以外に何にお金を使っているかを考えたら、新聞代と雑誌と書籍代ぐらいなんですよね(たいした額ではない)。あとは昔からやっているPS2やニンテンドー3DSのゲームを何度も繰り返し、YouTubeを見るぐらいしかしていない。これで十分楽しいです。ゴルフもしたくないし、ヘリコプターに乗って温泉に行きたくもないし、アニメや映画の「聖地巡礼」なんてもんは誰かが積極的にネットに公開してくれているのでそれを見ればいい。結局「趣味に“より積極的な人”」が世の中には大勢いるので、その方の親切心と自己顕示欲に頼ってしまえばいいんです。

趣味がないと本当にお金がかからないんですよ。たとえば某アイドルグループが好きだった場合、すべてのライブに行こうとするととんでもないカネがかかる。ライブに行くのは年1回にし、グッズは買わない。ツアーの期間中、すべての会場に行ったりする人もいますし、CDでも「初回限定版」と通常版、さらには「鑑賞用」を買ったりする人もいるでしょうが、 ちょっとカネがキツかったらそこまでしないでもいいんじゃないですかね。

かくして無趣味の人間になってしまいましたが、そういえば一つだけ趣味といえそうなものがあった! それは「酒を飲みながら料理をする」です。缶ビール代はかかるものの、その日の晩、よりおいしいカレーやブリ大根を食べるためにちびちびとつまみを食べながら手間と時間のかかる料理を作り上げていく。この時心底幸せだと感じます。先日など、ブリのアラがたっぷり1kgは入っていて100円で買えました。大根も1本100円で全部入れました。他の材料は生姜と醤油・みりん・砂糖・白ワイン・めんつゆですが、これも合計100円ほど。合計300円+ガス代で1時間半の娯楽となったのでした。