はじめに
どんな人に向いているのか
今回のサービスは手軽に手間がかからずクルマに乗ることができる点です。ただ、どんな人にもマッチするかというと完璧とは言えません。逆に最短1ヶ月単位という仕組みをうまく使える環境にある人にはオススメできるわけです。
例えば、自宅で介護などを行っている場合、病院までの送迎などをスライドドアで乗り降りがしやすいクルマで「一定期間のみ使いたい」場合などにもこのサービスは適しています。
現行型N-BOXの福祉車両もラインナップ。短期間の介護などの使用時は魅力的です
その辺もホンダは考えていたと思います。なぜなら今回の車両の中にN-BOXの車いす仕様車(福祉車両)を設定していることからも読み取れます。
また今後クルマを購入するのに際し、自分がどのくらいのサイズが運転しやすいのか、車庫入れのしやすさはどのクラスまでできるのか?を事前に体験する際にも短期利用のメリットはあります。また新生活や引っ越しをする際にも、そのたびにレンタカーを借りるよりは生活が落ち着くまでの期間だけクルマを積極的に使える環境にマッチします。
予約画面を見た時点で3台だった在庫がその後2台に。注目を集めていることがわかります
逆にデメリットはまだクルマのバリエーションが不足している点、対象拠点が日本にまだ一店舗しかないことです。実際、スタート時は25台だった車両も現在は45台まで拡大しましたが、現在借りられる車両は2台という人気ぶりです。
この流れを受けてIDOMも中古車のサブスクリプションサービスを開始しました。つまり潜在的なニーズは十分あるわけで今後ホンダがどのくらいの規模でビジネスを展開していくかも注目と言えるでしょう。