はじめに

BOSEオーディオが装着

この記念車には「これでもか!」とばかりの充実ぶり。特にオーディオに関してはMOP設定の無いBOSEサウンドシステムが標準装着されている点がポイントです。元々MAZDA3の純正オーディオはこれまでの概念を覆すほどの高音質でしたが、やはりBOSEとの差(システムだけでなく音作り、さらにブランド)は発生します。

BOSE15S系にはオプション設定すら無かった「BOSE」のオーディオシステムを装備します

要は「お金を払っても装着できない」というのが一番のストレスになるわけですが、このMAZDA3の1.5L特別記念車はそれを解決しました。

価格差を見るとベース車の231万5989円(FF)に対し、特別記念車は289万3869円(FF)とは57万7880円とそれなりの価格差があります。

しかし前述したようにそもそも設定の無いBOSEサウンドシステムは2L車で7万7000円、運転席10Wayパワーシートなどを含む「ドライビングポジションサポートパッケージ」の価格は6万6000円、など詳細に計算してもこの金額で装着するのは難しいのです。

10WAY特別装着されるレザーシートは10WAYの運転席電動調整機構付きです(写真は海外仕様車)

一つ残念なのが、特別記念車という位置づけからボディカラーが「スノーフレイクホワイトパールマイカ」のみしか無いこと。ただこのカラーもMOPで3万3000円ですからその点でも買い得感はかなり向上します。

最後にMAZDA3を求める顧客には「エンジンはそこまでこだわらないけど、このデザインが気に入った」という人もいます。実際の走りも十分な1.5L車が弱点だった「充実装備」を手に入れたことで販売だけでなく、将来のリセールバリューにも期待できます。

なお、車種ごとの発売時期は以下になります。
MAZDA2、MAZDA3、CX-3 2020年6月以降
CX-30、CX-5、CX-8、ROADSTER/ROADSTER RF 2020年7月以降
MAZDA6 2020年9月以降

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