人生、どこでどうなっても希望を捨ててはいけないようです。何が起こるかわかりませんから。実際に、男性関係でぼろぼろになった女性が、資産家の男性と電撃結婚したといいます。お金だけではありませんが、自分にとって落ち着く相手を見つけられることも諦めなければあるのです。


男に尽くしては捨てられて

マサコさん(39歳)の人生は、「ろくなことがなかった」のだそうです。地方の小さな町に生まれたとき、すでに父親はいませんでした。母は、父親がどこの誰かも教えてはくれなかったのです。そのことでいじめられながら育ちました。

「高校を出て、県庁所在地にある会社に就職、ひとり暮らしを始めました。本当は大学へも行きたかったけどお金がなかった。特待生になれるほど頭がいいわけでもなくて。貧乏が身にしみていたので、いつかお金持ちになってやると思いながら必死に働きました」

会社に黙って夜の街でも働きました。そして4年後、お金をためてふるさとから遠く離れた大都市へ。働きながら大学の二部に通いました。ところがそこで恋に落ちてしまいます。

「こんなに好きになれる人がいるんだと思うくらい好きになって。彼がいない世の中なんて考えられなかった。そこで彼を支えるために大学を休学、夜の仕事に移ったんです」

稼いでも稼いでも、彼が全部きれいに使ってくれます。それでも彼女はうれしかったそうです。彼もまた、私がいなければ生きていけないだろうと思っていたから。でも、彼はよりお金のある年上の女性を見つけて彼女のもとから去りました。

30歳目前で

失意の中、大学に戻った彼女ですが、勉強に身が入らなくなってしまいます。そんなとき励ましてくれたのが、少し年上の仲間でした。

「彼は高校を出てから10年くらい世界を放浪、いろいろな現実を見て、もっと知識を身につけなければと大学に入ってきた人。写真を撮ったり文章を書いたりして少しはお金になっていたみたい。彼との会話は刺激的で、いつしかつきあうようになっていたんです」

アルバイトをしながらなんとか勉強を続け、30歳目前でやっと大学を卒業しました。このとき就職の相談などに乗ってくれていた大学の関係者とつきあうようになります。励まし合ってきた同級生の彼にそれがバレ、彼女は彼から暴行を受けて肋骨を骨折したそうです。

「でも大学関係者である一回り年上の人を好きになってしまったから、しかたがなかったんです。同級生彼は、『地獄に落ちろ』という言葉を私に投げつけて故郷へ帰っていきました」

マサコさんの20代は壮絶でした。