はじめに
テレビやベッドは?
山手大塚駅タワーはまだ新しい施設で初利用だったのですが、情報によると大浴場があるとのこと。アパホテルの大浴場といえばサウナに冷水浴もセットが定番。就寝前にゆったりしようという目論見で向かうもオーマイガー。露天風呂はあるもののサウナも冷水浴もカットされていました。残念。
山手大塚駅タワーは20階建てで眺望の良い客室に当たる可能性も高し。鉄道ファンとしては嬉しい大塚駅ホームを望む客室、しかも8階というナイスポジション(あまり高層だと電車がよく見えない)がアサイン。
テレビのポジションは池袋北口がデスクの奥に斜め置き、山手大塚駅タワーはベッドのボトム上に壁付けという仕様。デスクに座ってテレビを見るというスタイルならば池袋北口に軍配です。ベッドに寝ながらテレビという点でいうと山手大塚駅タワーが勝るような気がしますが、頭を起こして足下方向へ視線を注がなくてはなりません。
アパホテルのベッドは“クラウドフィット”というオリジナルベッドです。高級ホテルで知られるシーリーと共同開発したアパ肝入りのマットレスであります。池袋北口はこれまで経験したのと同様のフカフカ感でしたが、山手大塚駅タワーは少しホールド感のある印象。下部にスーツケースが収納できる空間がとられておりベッドそのもののポジションが高くなっているのでそのせいかと思いましたが、確認してみるとキチンとクラウドフィットでした。いずれもデュベスタイル。清潔感の高い寝具で心地よい寝心地です。
いろいろレポートしましたが、それにしてもこれで2,500円とはハイコスパ過ぎであります。
そもそも2,500円プランは「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当社ができる協力を行うべく、テレワークでの利用や長時間通勤による感染リスクの軽減等、幅広い用途でご利用を頂けるように」(公式サイトより)することが目的といいます。
実際のゲストはビジネスマンも見受けましたが、料金のインパクトからか若者がかなり多く見られ、このチャンスにホテル泊というような若いカップルも多数見受けられました。どこまでホテル側の思惑とフックしているのかとわかりませんが、アパホテル公式サイトからの予約が条件ということで会員数も増えたことでしょう。
テレワークや長時間通勤といった感染拡大防止というホテル利用目的に限らず、2,500円は様々な層の利用者にフィットし人気を集めています。仕事柄、個人的にはこの料金でいろいろなアパホテルを知ることができる機会になるので有り難いです。アパホテルにも立地や設備など様々なタイプがあるので、お試し気分で利用してみるのもいいかもしれません。