はじめに
これが本当のタイムレスデザイン
今回、MAZDA2にはワイド感やエレガントさを追求した造形になっています。目立つ部分では新デザインの16インチや現在のマツダ車の多くに採用されている大型のフロントグリルなどがありますが、基本造形はデミオを継承しています。しかしデミオ時代からすでに6年が経過しているのにそのデザインには古さすら感じません。
現在販売されているマツダ車には「魂動デザイン」と呼ばれるデザインフィロソフィーが息づいています。人の手によりクルマのデザインに魂を与えるという意味でもありますが、MAZDA2も時間という枠を超えた飽きの来ないデザインが魅力、言い換えれば「タイムレスデザイン」であることがわかります。
価格アップはわずか5万3600円
今回設定された「15S スマートエディション」は15SというグレードのAT仕様をベースとしています。
15Sにはマツダがこだわっている6速マニュアル車も設定されていますが、スマートエディションには設定はありません。ただMAZDA2のATは6速仕様でこのクラスに多い無段変速機であるCVT車に比べダイレクト感のある爽快な走りを楽しむことができます。
15Sの車両本体価格は154万4,400円、それに対し15Sスマートエディションは159万8,000円、その差は5万3,600円です。ではこの価格差の中にどれだけの装備がプラスされているのでしょうか。
安全装備をさらにレベルアップ
今回の特別仕様車のコンセプトは元々充実していたMAZDA2の安全装備などをさらにレベルアップさせながら価格を抑え、買い得感を高めた点にあります。
ベースとなる15Sには走行中の衝突回避をサポートする「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」や、車線変更時の後方確認を支援する「ブラインド・スポット・モニタリング」、さらにヘッドライトもLEDタイプが標準装備され安全装備の充実度は非常に高いことがわかります。
スマートエディションにはこれらにプラスして駐車時や低速走行時に見えない部分の危険察知を支援する「360°ビュー・モニター」を追加装備しています。
「360°ビュー・モニター」は4つのカメラが周辺の映像を撮影し、これを標準装備の7インチディスプレイで確認できます。さらにリアだけでなくフロント側にもセンサーをプラスすることで狭い道での駐車をサポートしてくれます。
15Sの場合、この装備にプラスして自動防眩ルームミラーがセットで6万500円でメーカーオプション設定されます。自動防眩ルームミラーはスマートエディションには装備されないので単純な価格差は導きだせませんが、より利便性が高く、レベルの高い安全装備が標準化されている点は大きな魅力と言えます。