はじめに

COVID-19パンデミックの影響で、企業も消費者もデジタル化が急速に進み、サイバー攻撃に遭う危険性も高まっています。一方、IBMの調査によると、80%以上がパスワードを使いまわしているなど依然セキュリティ懸念は高いままでした。

今後もオンラインサービス利用は続くと考えると、パスワードに頼らないセキュリティ確保への期待が増しています。


急速なデジタル化でセキュリティが心配

この1年間で働く環境は一変し、業種や地域によってはテレワークで在宅勤務することが珍しくなくなりました。HENNGEが2021年6月に行った調査では、テレワーク実施率は77.8%あり、2020年3月の27.9%から大きく上昇しています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で外出を自粛した消費者も、オンライン通販やオンラインバンキングへの依存度を高めたはずです。

デジタル化の必要性は以前から強調されていて、日本ではデジタルトランスフォーメーション(DX)が重要課題となっています。このような背景もあり、リモート化やオンライン化の利便性を体験した企業や消費者は、COVID-19パンデミックの収束後もこれまで以上にICTを活用するでしょう。

利用者が増え、利用頻度が高まると心配なのは、サイバーセキュリティです。日常的に使い慣れると、つい油断をしてフィッシングサイトにパスワードを入力してしまうかもしれません。特に、オリンピックなど注目されるイベントの開催期間は、そうした話題を悪用するフィッシング詐欺やランサムウェア攻撃が増える傾向にあります。